サンネット スタッフのあれこれ サンネット青森のスタッフのつぶやき

2012年4月26日

道の終わりに!

Filed under: つぶやき — SANNETSTAFF @ 8:38 PM

 

田代平

  国立松ヶ丘保養園に宅配があった。また3文字の難しくて読めない苗字。管理棟が改修され、事務所や窓口も変わり、どこへ行ったらいいか分からず前回は郵便屋さんに聞いたら、郵便屋さんも分からなかった。

  今回は伝票に寮の名前があったので園内の案内図を見て車で行ったが入り口がわからない。ちょっと引き返したら大きな全面ガラス戸の向こうに机に向かう看護師さんが見えた。車から降りて伝票をガラス越しに見せると、引き戸を開けて看護師さんが外へ出てきてくれた。

  「わかりますか?」 「わかります」 「どこから入ればいいかな」 「裏に行って丸いところを・・・わかるかな?いいです案内します。後をついてきて」

 看護師さんが急に駆け出した。わたしは車に飛び乗り後を追った。100メートルは走っただろう。後ろ姿が凛々しい看護師さんだった。「はいここですよ」「どうしますか?管理室で渡してもらいますか、それとも・・・?」「代引きなので直接渡せたら・・・」「じゃここから」寮の入り口にスリッパを並べてくださり、部屋の前まで案内してくださった。

  メンバーとわたしと二人で入った。「〇〇〇さん宅配来たよ」「じゃ・・・」看護師さんは駆け足であっという間に消えていった。

  「お菓子持って来ましたよ!」 「今持ってきたが、はやぐ食いだくて、きのがらまってだ。」 「楽しみに待ってたんですか、すみませんね。じゃこれから楽しんでください。」「昨日注文したんですか?4時過ぎですか」「んだ・・・」「お買い物宅配は4時までお買い上げいただいた商品をその日にお届けするんですよ・・・」とその後は会話がはずんだ。

 代引きなので、「なんぼだ」「・・・・円なります。」「はいちょんど・・・・円オーライOK牧場」とギャグまででた。

  あの電話の向こうにいたご婦人は今日は目の前に、さびしい声は今日は聞こえない。満面の笑顔とギャグでわたしたちを笑わせてくださった。遠い日に思えた明るい声の主に今日会えたのだ。

  玉突きのように偶然が重なり、思わぬ出会いが起きた。もしかして願いがそのような偶然を起こしたのかも。

  どうであれ、電話の向こうの主の彼女はしごく楽しく面白い客人だった。

  今日届けたお菓子は〇〇〇さん夫婦を楽しませ、今はお腹の中だろう。

  そうだ!配達を注文してくれた高橋さん(仮名)この出会いをありがとう!(aoi)

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